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【Book】多読術
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「多読術」 松岡正剛(著)を読みました。

これを手に取った理由はまずタイトルにあり。
僕は常に「もっともっともっともっと本を読みたい」と思っている。
読みたい本がたくさんある。

好きな作家の小説を読んで感性を刺激したり、
話題の本を読んで世の中の流行知ったり、
ビジネス本を読んでその見識を深めたり、
仕事本を読んでスキルアップをしたり、
マンガを読んで楽しんだり、
雑誌を読んで情報を集めたり、

しかーし、僕の興味を満たせるだけのそんな時間なんてない!

現状としては、
昼の休み時間は小説、
夜のプライベートタイムは仕事の勉強、
寝る前にビジネス本、
といった感じになっていて。
それぞれの本を読んでいる満足度はとても低い。
消化不良な毎日。

結論、それに対する答えはこの本にはなかった。

「読書の楽しみ方」については、僕の知らない方法がたくさん書かれていた。
「編集者」を肩書きにもつ、松岡正剛は、超読書生活人。
本を読みだせばすぐにわかる。
本は対話形式。
楽しそうに楽しそうに「読書」を語る。
目次からあとがきまですべてが楽しいので引用するのももったいないし失礼でもあるのだけれど、
僕の筆力では魅力を語りきれないので。

読書って、アスリートみたいなところがあるんです。多読はしかも、百メートルとか四百メートル競技というより、十種競技のようなところがあって、ゲームのルールもちがう。だから、ほっておけばカラダがなまるように、アタマもなまる。

本はいろいろな読み方をするべきで、つまりは平均的な読書を求めてもダメだということですよ。~(略)~わざと熟語っぽく言うとすると、例えば次のようになりますね。「感読」「耽読」「惜読」「愛読」「敢読」「氾読」「食読」「録読」「味読」「雑読」「狭読」とか、また、「乱読」「吟読」「攻読」「系読」「引読」「広読」とか、それから「精読」「閑読」「蛮読」「散読」「粗読」「筋読」「熟読」「逆読」といったふうにね。それぞれどういう読み方か、想像してください。

どんなときも、愉快なときも悲しいときも、調子のいいときも調子が悪いときも本を読むというふうにしてきたわけです。
それにはどうするかというと、調子や好みや仕事にあわせた「読書するしくみ」をリズムにしていくわけです。
さまざまな本の読書をまぜこぜにしながら、遊びや息抜きも読書でしていくということですね。


たくさんの人、及び、自分の「読書」が満たされますように。
by redchant | 2009-06-11 21:41 | Book
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